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2024.09.24

アスベストが含まれる不動産でも売却可能か?

アスベストが含まれる不動産でも売却は可能です。しかし、アスベストに関する特定の法的規制や対応が求められるため、注意が必要です。

 

アスベスト含有不動産の売却におけるポイント:

  1. アスベストの有無の調査と報告義務: 日本では、アスベストが含まれている建物や設備を売却する場合、買主にその事実を通知する義務があります。売主はアスベストの有無に関する調査を行い、正確に報告する必要があります。

  2. 法的規制: 日本では、2006年以降にアスベスト使用が全面禁止されており、建物の解体やリフォーム時にはアスベストの除去が義務付けられています。アスベスト含有建材が使用されている物件の場合、将来的に買主が建物を解体する際には、適切なアスベスト除去作業が必要になります。このため、アスベスト除去に関する費用や対応が売却価格に影響を及ぼすことがあります。

  3. 価格への影響: アスベストが含まれている物件は、除去コストや健康リスクがあるため、売却価格が低くなる可能性があります。買主は、リスクや費用を考慮して購入を検討するため、売主は価格設定に柔軟さが求められることがあります。

  4. アスベスト除去の選択肢: 売却前にアスベスト除去を行うことで、物件の価値を維持しやすくなる場合があります。ただし、除去には高額な費用がかかるため、売却前に除去を行うか、買主にその費用を負担してもらうかについて、よく検討する必要があります。

まとめ

アスベストが含まれる不動産は売却できますが、アスベストに関する法的対応や買主への通知義務、売却価格への影響を考慮する必要があります。売却前にアスベストの調査を行い、適切に対応することが重要です。