2026.09.28
不動産の査定価格・売出価格・成約価格の違いとは?買取と仲介でわかりやすく解説
不動産の売却を考え始めると、「査定価格」「売出価格」「成約価格」など、似たような言葉がいくつも出てきます。
「査定で3,000万円と言われたら、3,000万円で売れるということ?」
「売出価格と成約価格は何が違うの?」
と疑問に感じる方もいるのではないでしょうか。
これらを理解するときは、まず「買取」と「仲介」では価格の考え方が違うことを知っておくと分かりやすくなります。
簡単に整理すると、
-
買取の場合:査定価格(=買取価格)
-
仲介の場合:売出価格 → 成約価格
という違いがあります。
この記事では、それぞれの価格が何を意味するのかを、できるだけシンプルにご説明します。
まずは「買取」と「仲介」の違いを知っておこう
不動産の売却方法は、大きく「買取」と「仲介」に分けて考えることができます。
| 売却方法 | どのように売る? | 主に出てくる価格 |
|---|---|---|
| 買取 | 不動産会社が直接買い取る | 査定価格(買取価格) |
| 仲介 | 不動産会社が購入希望者を探す | 売出価格・成約価格 |
どちらの方法で売却するかによって、同じ「価格」でも意味が変わります。
まずはここを分けて考えてみましょう。
買取の場合|査定価格=買取価格
買取とは、不動産会社が売主から直接物件を買い取る方法です。
ロイズコーポレーションでも、物件の調査や査定を行ったうえで買取価格をご提示しています。
この記事では分かりやすくするため、ロイズの買取査定で提示する「査定価格」を、そのまま「買取価格」として説明します。
つまり、
「この物件はいくらで買い取ってもらえるのか」
を知るための金額が査定価格です。
仲介のように市場へ物件を出し、購入希望者から申し込みが入るのを待つ必要はありません。
そのため、買取の場合は、
査定
↓
金額・条件の確認
↓
売買契約
という比較的シンプルな流れになります。
ただし、現地調査後に新たな物件状況が分かった場合や、売却条件などに変更が生じた場合には、最終的な買取価格が査定時から変わる可能性があります。
仲介の場合|「売出価格」と「成約価格」がある
一方、仲介では、不動産会社が売主に代わって購入希望者を探します。
このときに登場するのが「売出価格」と「成約価格」です。
売出価格とは
売出価格とは、実際に不動産を市場へ出すときの価格です。
たとえば不動産情報サイトや広告などに掲載され、購入希望者が最初に目にする価格が売出価格です。
周辺の相場や物件の状態、売主の希望、売却時期などを考えながら、不動産会社と相談して決めていきます。
成約価格とは
成約価格とは、売主と買主が最終的に合意し、実際に売買契約を結ぶ価格です。
購入希望者から価格について相談が入ることもあるため、売出価格と成約価格が必ず同じになるとは限りません。
つまり仲介では、
売出価格
↓
購入希望者からの申し込み・条件交渉
↓
成約価格
という流れになります。
売出価格の設定は売却期間にも影響します。価格設定について詳しく知りたい方は、こちらの記事も参考にしてください。
同じ「査定」でも、買取査定と仲介査定では意味が違う
ここは少し分かりにくいポイントです。
不動産会社へ「査定をお願いします」と依頼した場合でも、買取を前提としているのか、仲介を前提としているのかによって、提示される価格の意味が変わります。
買取査定では「この金額で不動産会社が買い取る」という価格を検討します。
一方、仲介査定では「市場で売却した場合、どの程度の価格で売れると考えられるか」という目安を算出し、それを参考に売出価格を考えていきます。
そのため、査定を依頼するときには、
「これは買取の場合の査定ですか?仲介の場合の査定ですか?」
を確認しておくと、その後の話が分かりやすくなります。

買取と仲介、どちらを選べばいい?
どちらが適しているかは、「何を優先して売却したいか」によって変わります。
買取を検討しやすいケース
-
購入希望者を探す期間をできるだけ減らしたい
-
内覧などの対応をなるべく減らしたい
-
売却のスケジュールを立てやすくしたい
-
市場へ広く物件情報を出さずに売却したい
仲介を検討しやすいケース
-
市場で購入希望者を広く探したい
-
売却まである程度時間をかけられる
-
購入希望者からの内覧などにも対応できる
価格だけではなく、売却までの期間や手間、売り方についての希望も含めて選ぶことが大切です。
買取と仲介の違いについては、ロイズのよくある質問でも紹介しています。
査定を受けたら確認しておきたい3つのこと
査定結果を見るときは、金額だけでなく次の点も確認してみましょう。
1.買取の査定なのか、仲介の査定なのか
まず確認したいポイントです。
同じ「査定価格」という言葉でも、買取と仲介では意味が異なります。
2.提示された価格が変わる可能性はあるか
買取の場合でも、物件の状態や契約条件などによって価格が変わる可能性があります。
「どのような場合に金額が変わる可能性があるのか」を確認しておくと安心です。
3.自分が売却で何を優先したいか
価格を重視したいのか、売却時期を重視したいのか、内覧などの手間を減らしたいのか。
希望によって、適した売却方法も変わってきます。
「いくらで売れるか」だけではなく、「どのように売りたいか」まで含めて相談することが大切です。
まだ買取か仲介か決まっていなくても相談できます
不動産を売却しようと思っても、最初から「買取にする」「仲介にする」と決めている方ばかりではありません。
「自分の不動産はいくらくらいになるのか知りたい」
「できるだけ早く売りたいけれど、どの方法がよいか分からない」
「買取と仲介を比べてから考えたい」
という段階からでも、売却方法を検討することができます。
ロイズコーポレーションでは、不動産の調査・査定を行い、物件の状況やご希望を確認しながら売却についてご相談を承っています。
まずは現在の不動産の価格を知るところから始めてみてください。